今回は同業者SOHOさん向けの豆知識。
小規模の社内LANなどでWindowsOSにDBサーバを入れて他のPCから接続する形式のソフトの場合。そう、良くある顧客管理や情報共有システムなんかの案件だ。
この場合ライセンス的にはDBサーバのWinにはWin2000-ProやWinXP-Home/Proを使うとNG、という事実を未だに知らない方も多いようだ。
そういう私も会社員時代に勘違いしていた(^^;)
自分で全て制作するようになって気にし始めたというのが実情だったりする。
「え?5〜10台位までなら大丈夫なんじゃないの?」
なんて思う方もいると思う。そう、確かにWinXP-Homeは5台、WinXP-Proは10台まで同時接続可能だったはずだ※。しかしそれはIISやファイル共有など、MSの定めた使い方のみに限られる。DBサーバなどを立てて他のPCから接続する場合はHomeやProライセンスでは違反になってしまうのだ。
自身以外のPCへサービス提供するにはServerOSでないとダメということ。
つまりWin2000-Server/Win2003-ServerなどのOSでないと実現できない。
ややこしいかも知れないが、要するにそういうことらしいのだ。
ちなみに、サーバ役のWin2000-Pro/WinXP-ProでIIS上のASPからDBアクセスする仕組みはセーフだ。これだと、IISはMSが(上限はあるが)複数接続を認めているし、自身(1台)のASPのみからのDB接続になるのでDBのライセンス的にも問題はない※。
なので私はこういう案件の場合はVBなどでなくWEBシステムにしてしまう。
3〜5台のLANにWinServerのコストはどうしても理解してもらいづらいから(^^;)
(クライアント側に専用ソフトが不要な分、当然セキュリティには余計に注意しなければならないことを付け加えておく)
同業の知人にこれを話したら「Postgresqlならいいんでない?」と反論された(^^;)
いや、DBの接続数とかライセンスの問題ではなく、OSのライセンス制限なのだ※。
セコイかもしれないが、ビルちゃんは、こうでもしないとWinのServerバージョンが売れなくなってしまうとでも考えているのかもしれない(笑)それなら初めから接続できなくすりゃいいのに・・・大人はズルイなぁ。
ちなみに、何故か Win9X/Meはこれにあたらない(^^;)16bit時代のOSはもうどうでも良い、ということだろう。こういうことを考えてると、どうも商魂タクマしいビルちゃんの顔が見え隠れ(笑)
※注:
このお話はかなり端折って書いてあります。理由は作者の怠慢です。全てをそのまま鵜呑みにしないでください(^^;)お仕事などで関わる場合は必ずご自分で確認してください。検索キーワードに「EULA(使用許諾契約書)」も入れると中身の詰まった情報がスグ見つかるはずです。
また分からない場合は遠慮なくMSへ問い合わせしましょう♪デベロッパの質問&意見を皆でぶつければ、MSの今後の製品やライセンスに優しさが加わるかもしれません(笑)
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