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第2回:北ってどこ?(前編)

北ってどこ?世の中にはたくさんの占術とその流派があります。全ての占術で方位をメインに扱う訳ではないでしょうが、方位を重視する占術が多いことも事実。

しかし「方位」とは、占術関連だけで見ても、とても広義な言葉です。

例えばまず、

  • どこを基準に東西南北を決めるか

で、流派が分かれます。誰もが方位を考える際に基準とする「北はどこ?」という初っ端の段階から色々な考えがあるのです。

これで悩んで眠れなくなった方位マニアさんも多いのではないでしょうか?(^^;
さて、今回は「北ってどこ?」という大雑把なお話の前編です。

北と聞いてまず1番に思い浮かぶのが「北極点」。
名前の通り「北の極の点」ですから、ピンポイントにイメージできますね。「北緯90度」で旗が立ててある例の「北極点」です。

北極点と南極点を貫くのが「地軸」。この地軸を軸にして地球は回っています(自転)。まさに「地球の軸」です。自転による遠心力は極では小さく赤道で最大になるので、地球の持つ引力との合力である「重力」は、緯度や高度などの場所によって違いがあります。重力は気圧を生じさせ風が生まれます。地球が回ることで転向力(コリオリの力)が生まれ、水は渦を巻き流れ、様々な風が吹き大気が循環します。

大気循環気候システム(NASA)より拝借。コリオリの力で複雑な気流が生まれるのが見て分かり易い。

 

また一般的な地球儀を見れば分かるように地軸は傾いています。太陽を周回(公転)する地球にとって、地軸の傾きは太陽からの光線量の変化を生み、それが季節となり、様々なが生まれました。

ちなみにこの地軸を延長して、宇宙空間の端っこでぶつかるポイントを「天の北極点」、その反対を「天の南極点」と呼びます。地球上から仰ぐ星空は、この「天軸?」を中心に回っているように観えます。

地球の引力も遠心力も、我々は感じ取ることはできません。でも、スペースシャトルが赤道付近から飛び立つように、目には見えないチカラでも、重力は確かに存在しているのです。赤道に近いハワイに行くと、身も心も軽くなるのは気のせいだけでは無いのかもしれませんね(←強引)

・・・ということで「北極点」を「真北(シンホク・マキタ)」とするのが1つの考え

次回は北の2つ目の考え、「方位磁針が指す北」のお話です。

参考URL:
ATMOSPHERIC CIRCULATION; WEATHER SYSTEMS.(NASA)

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