近所で話題の新しい回転寿司で夕飯。30分待ちでカウンター席に付くことが出来た。
待つ間、整理券の発行機を見ていると、殆どのお年寄りが同じ操作でツマづいていた。
画面でオトナの人数をテンキーで押すと、次にコドモの人数を訊ねてくる。同じくテンキーで押せば良いのだが、子ども連れではない場合に、お年寄りはココで固まるのだ。
画面は直前のオトナと同じ。その数字のゼロを押せば…だか他のボタンを探している。それは「(同行)無し」のボタン。
もし店員に直接訊かれたらどう応えるだろうか。普通は「ゼロです!」とは云わない。
コンピュータにも「無し」という概念は在るが、実はゼロとは全く違う。どちらかと云えば「無」というか「空(くう)」の意味なのだ。
だから開発者は何の疑いも無く数値入力だけにしたのだろう。実際若い世代を始め半数以上が迷わずゼロを押していた。だか残りの半数弱は「無し」を探していたのも事実。
多分、ゼロでも無しでも実用上は変わらないし、寧ろコスト削減で削ったのかもしれない。
だが、ソフトを作る同業として良い勉強をさせて戴いた貴重な時間でした。
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